股関節の怪我・障害

股関節の痛みと共に、足を開いたり歩いたりする動作が困難になります。長時間の歩行で痛みが強くなり、正座や階段の上り下りが特につらくなります。

加齢による関節の変形や、生まれつきの股関節の形の違いが原因となることが多いです。肥満や過度な運動による負担も症状を悪化させることがあります。

痛みを和らげる薬や運動療法が基本となります。生活習慣の改善や、必要に応じて杖の使用も検討します。症状が進行した場合は、人工関節への置換手術を行うこともあります。

転倒などの際に太もものつけ根に強い痛みが起こり、足が動かせなくなります。患部を動かすと激しい痛みがあり、立ち上がることができません。

高齢者が転倒した際によく起こります。骨粗しょう症がある方は、比較的軽い転倒でも骨折する可能性があります。

ほとんどの場合、手術による治療が必要です。手術後は、早期から離床を促し、リハビリを開始します。歩行能力の回復を目指して、段階的にトレーニングを行います。

股関節を曲げ伸ばしする際に「バネが跳ねる」ような音や感覚があります。歩いたり走ったりするときに音がすることもあり、時に痛みを伴います。

太ももの筋肉や腱が骨の出っ張りを乗り越える際に起こります。スポーツ選手や、バレエなど股関節を大きく動かす運動をする人によく見られます。

多くの場合、痛みがなければ治療の必要はありません。痛みがある場合は、ストレッチや筋力トレーニングを行います。症状が強い場合は、整形外科での診察を受けることをお勧めします。