腰の怪我・障害

突然の強い腰の痛みが起こり、腰が動かせなくなります。立ち上がったり、寝返りを打ったりする動作が特に困難になります。

前かがみの姿勢からの急な立ち上がり、重い物を持ち上げる、くしゃみなど、急な動作がきっかけで起こります。寝違えのような状態が腰に起こったと考えられています。

急性期は安静が基本です。痛みが強い場合は湿布や痛み止めを使用します。徐々に痛みが和らいでくれば、ゆっくりと動かし始めます。同じ症状を繰り返さないよう、日常生活での動作の注意点を確認することも大切です。

腰の痛みだけでなく、足の付け根からつま先にかけてのしびれや痛みが特徴です。座っているときや前かがみの姿勢で症状が強くなり、横になると楽になることが多いです。

背骨の間にあるクッションの役割をする椎間板が、何らかの原因で飛び出して神経を圧迫することで起こります。若い人から中高年の方まで幅広く見られます。

安静や投薬による保存療法が基本です。症状が落ち着いてきたら、徐々に運動療法を行います。日常生活の動作指導も重要です。保存療法で改善が見られない場合は、手術を検討することもあります。

腰に強い痛みが起こり、立ち上がったり歩いたりする動作で痛みが強くなります。徐々に背中が丸くなってきたり、身長が縮んだりすることもあります。

高齢の方に多く見られ、骨がもろくなっている状態（骨粗しょう症）が原因となることが多いです。転倒や重い物を持ち上げることがきっかけとなることもあります。

痛みを和らげる治療と共に、コルセットなどで腰を固定します。安静にして骨の回復を待ちます。骨の強度を上げる薬を使用することもあります。徐々に日常生活に戻れるよう、リハビリを行います。